最新動向をチェック:CPUとプラットフォームに見るPC秋冬モデルのトレンド (1/2) - ITmedia +D PC USER

家族用にVistaパソコンを買う

ついに実家の親パソコンがVistaになった。家族にパソコンの相談を受ける場合は自動的にサポートも引き受けることになりがちなので、なるべくリスクが低くて手離れの良い製品を選択するのが鍵になる。

というわけでリスク回避のためにサポートの手厚い大手メーカー製で、高すぎず、しかし快適性も求めたい。さらに長期間(3〜5年)使うことを考えるとあまりギリギリのスペックは好ましくないので、家族の了承を取った上で少し性能に余裕を持たせるなどの交渉も、場合によっては必要かもしれない。

たとえばVistaであればデュアルコアCPUとデュアルチャネル仕様で2GB以上のメモリ*1にHome Premium Editionは死守したい。HDDも将来のことを考えてできるだけ大容量が望ましい。この仕様を満たしさえすれば、Vistaは十分に快適に利用できる。この仕様を満たしてもノートタイプで15万円を大きく割るような相場*2なので、十分現実的ではないだろうか。

みうゼノ家の購入したパソコン ノート&デスクトップ

ちなみに極最近、うちの家族は2台のPCを購入した。ノートとデスクトップが1台ずつでどちらもVista Home PremiumでOffice付きのマシン。前者が14万円台、後者はモニタなしで7万円台だった。


ノートタイプは富士通FMV-BIBLO NF/B70Nチップセットは最新、メモリもデュアルチャネルのDDR3を2GB搭載しており、スペックは充実している*3Vistaの利用も十分に快適だが、クーポン利用のWebカスタマイズモデルでは11万円前後から買える。ボディの作りもしっかりしており、ルビーレッドのボディの質感も非常に高い。今回はカスタマイズで無線LAN11b/g/nを内蔵*4、HDDを最大の320GBに、液晶を低反射高輝度のスーパーファインDXII液晶に、さらにOfficeをつけるなど、いろいろ欲張って14万5000円前後になった。3年保証付き。価格・スペック含めて大手メーカー製パソコンとしては頑張っているように感じた。


デスクトップはDELLInspiron 531Athlon64 X2 5000+にデュアルチャネルDDR2メモリを2GB搭載して、5万5000円を割る*5のは十分なコストパフォーマンスだと感じた。モニタなしで無線LANとOfficeを追加した構成で7万円ちょっとで購入。Intel CPUのInspiron 530はUSB周りのトラブルが報告されているようだが、Inspiron 531は特に問題ないらしい。サポートや製品の質で若干懸念はあるとはいえ、安さと快適性を追求する以上、仕方ない妥協*6だと思う。

Windows 7Vistaネットブック? 予算と用途を良く考える

Windows7を待つのもいいが、OSリリース直後は何かと不具合も多く、そうでなくても使い方のノウハウ、Q&Aなども蓄積されていない。2010年1月のリリースが守られても、気軽に買えるようになるにはまだ時間がある。ならばやっとこなれてきたVistaパソコンを買うという選択肢が一番現実的になる*7。安価なネットブックも魅力的だが、たとえば縦解像度768ドット以上無いと見られないサイトや起動しないソフトなどもあることを考えると、1台目のパソコンとしては心もとない*8。そのあたりを見極めるのがポイントではないだろうか。

*1:Aeroを使うため

*2:たとえば大手富士通のミドルレンジのFMV-BIBLO NF/B70は今日現在yodobashi.comにおいて13万9800円の20%還元なので、実質11万2000円である

*3:HDMIeSATA、Express Cardは標準搭載。Intel Turboメモリ、Felicaポート、WebカメラBlu-ray再生、地デジ等もオプションで選べる

*4:外せるがさすがに外す選択は現実的ではない

*5:モニタなし

*6:たとえば富士通のDeskPower CEだと最小構成+Officeでも10万円を割るのがやっとぐらい

*7:モバイルPCなどはこの限りではないが……

*8:そもそもCD/DVDドライブが無い