Hothotレビュー ソニー「VAIO type P」〜小型モバイルの新たなスタイルを提案(impress)

VAIO type P
ネットブックの一歩先という感じで提案できる今の時期はナイスタイミング。大局的に見ればLOOX UやWILLCOM D4と変わらないんだけど、この時期にSONYが料理するとこうなるわけですね。


注目したいのは、横幅を大きくすることでキーボードとディスプレイがどちらも広くできたこと。タッチパネルもあきらめているので薄くなってます。そのかわり立って使うことは想定されていない。机の上モバイルです。


結構なトレードオフですが、おかげでかなりすっきりして見た目のインパクトも大きいので成功しているんじゃないでしょうか。奥行きが小さいので、喫茶店とか机が狭いところで開いても邪魔になりませんね。LOOX Uは奥行きと厚みが大きいので、重さと寸法の割に存在感があります。


FOMAモデム(ワイヤレスWAN)+GPS搭載はうれしいですね。測位も基地局のアシスト付きで携帯みたいにスピーディーに使えるみたいですよ。ワンセグは排他ですが携帯で見ればいいしね。


重量とバッテリ駆動時間は想定の範囲内といった感じ。液晶が大きい割には軽いかな。バッテリの持続時間ですがAtom Zは低負荷時の消費電力が非常に小さいので普通に使ってる時との差が大きく、カタログ値の半分ぐらいしか持ちません。標準で4.5時間なので、2時間半に届くかといったところでしょうか。


拡張性はUSBが2個あるのが圧倒的に偉い。LOOX UのCFは個人的には要らない子だと思うので、USB一本化で問題ないと思います。ただしクレイドルがないのは残念だなぁ。充電台としてあるだけでも便利なのに。


Vista搭載についてですが、動画のハードウェアデコードのためにVistaになっているとインタビューで答えていますね。これってインテルがまともなUS15Wのドライバをリリースしてないせいじゃないでしょうかねw LOOX U/C用にリリースされているドライバですが、かなり完成度が低いです。インテル仕事しろよ。まあメモリが2GBあるので起動の遅ささえ我慢すれば、Vistaでも結構使えそうですが。大体Crusoe積んだVAIO C1 MSXあたりと比べれば極楽なんじゃない?ww


本体の価格は内容の割にかなり頑張ってるんじゃないでしょうか。インタビューやレビューを見ているとかなりの手間がかかっているのわかりますし、FOMAモデム内蔵でも10万円に抑えてきているのはすごいなーと。基板の配置とかPATA→SATA変換基板とか、執念を感じますw 会社の事情なんて知ったことか値段が大事だという人も、これだけかっこよければ値段差を認めてくれるんじゃないでしょうかww VAIO C1とか25万円したしね。

ソニー、封筒サイズの“ポケットスタイルPC”「VAIO type P」

WILLCOM D4がこれ位かっこよければなぁ。何かいろいろ出たタイミングについて考えてしまいました。LOOX Uと比べてどうか? といわれれば、自分はLOOXに合ってると思いますね。やっぱり立って使いたいしバッテリは持って欲しいし、クレイドルは欲しいし。HDDは交換したいし。メモリ2GBと高解像度液晶はちょっとうらやましい。


XMBインタフェース搭載のインスタント起動Linuxは気になる存在。PSPみたいに動画をさっと見たりするのに便利かな? でもそうするとなおさら立って使えない形なのがもったいないなぁ。