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KIR-SL1S eneloop kairo ☆☆☆

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エネループカイロである。エネループファミリーにはいろいろ種類があるが、単3型のニッケル水素充電池が使えるタイプと、単に何らかの2次電池が内蔵されているタイプがある。個人的には単3の充電池こそがエネループだと思っているので、後者の製品にはあまり魅力を感じない。単なる2次電池を内蔵した製品なんか携帯電話やノートパソコンなどありふれているし、大きな電力が取り出せるのも当たり前。やっぱり「単3電池で動く!」という感動もエネループ関連製品の魅力じゃないかと思うのだ。


eneloop kairoには2種類の製品があって、リチウムイオン電池が内蔵されているKIR-S3Sと電源に単3形エネループを利用するKIR-SL1Sがそれだ。当然先ほどの前置きを受けて買うべきはKIR-SL1Sである。これなら電池が切れてしまっても、いままで買い足してきたエネループを使えばOK。2本で5時間持つということなので10本用意すれば24時間戦える計算だ。


不安があるとすれば熱量。1.2V、1900mAhの電池2本でいったいどれぐらい暖まれるのか? なんとなく心細い気がしなくもない。まあ結局のところこの不安は的中してしまうんだが…


実際パワー不足は否めない。使い捨てカイロというと60度ぐらいにはなるが、これは40度ちょっとが精一杯。サイズも小さいので上着のポケットに入れるような使い方だと、暖かさを感じることができないのだ。でもズボンのポケットに入れたり、手で直接握ったりすれば暖かい。しかし外気に触れるような使い方をしているとバッテリが早くなくなってしまう。取説によると周囲が0度だと弱モードでも2時間でバッテリ切れしてしまうようだ。


たとえば冬コミのようなハードなイベントで頼りにするのはちょっと難しそうだ。通信機器の充電にもeneloopを使うので、あんまりカイロだけに電池が使えるわけでもない。今まで通り使い捨てカイロ大量使用か白金懐炉の調達が必要かな。


しかし逆に日々の外出時とか、そういった日常的な用途ではランニングコストがかからなくて、安全性も高いエネループカイロは向いているかもしれない。使い捨てカイロを湯水のごとく使うのは気が引けるし、白金懐炉はオイルを扱うのが少々面倒くさい。


というわけで、「この冬を全面的に任せる」という目的からは少し外れてしまったが、気軽に暖をとれる点を評価して☆3つ。
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コラム: やじうまミニレビュー三洋「eneloop kairo KIR-SL1S」