その名はEeePC

これで大体$399ぐらいのノートパソコン。今回は輸入なので6万円近くした。来年正式に日本で発売されるときは3万9800円ぐらいらしいから、注目しておくとよいかもしれない。


このマシンが面白いのはやっぱりストレージがSSD(もどき)で結構小型なことじゃないだろうか。それでそれなりに安いし、動作速度も十分に速く、Windows XP Ready(ドライバ完備)。


キーボードもタッチタイプ可能なサイズで、配列もごく一般的な英語キーボードなのでLOOX Uのような苦労も無い。もちろんその分ボディがでかい訳だけど。ちなみにCTRLとCAPSのキートップが簡単に交換できるのは良いね。支持はちゃんとパンタグラフ式なんだが、遊びが大きすぎてキートップがぐらつくのは△。ただこの程度なら個人的には許容範囲内。


懸念はやはり800x480という低い画面解像度だろう*1。これは運用でカバーするしかない。ASUSの付属ユーティリティでSVGAWVGAを切り替えられる*2ので、必要に応じて切り替える。


SSD(もどき)の恩恵は、起動時に確かに感じられる。しかし噂どおり、書き込みは早くない。容量が4GBしかないことについてだが、nLiteを利用すればWindows XPでも容量を2GB以下に抑えることが可能なため、OS自体は問題ない。さらに大きなアプリケーションやデータはSDHCカードを利用するのが良い。


バッテリ持続時間は3時間とされていて、容量(5200mAh)の割には実際あんまり持たない。省電力性に乏しいのは残念。バッテリの残量表示は10%刻み。


LCDのサイドにスピーカーが2つ。ステレオ。大きめにパンチメタル風の処理がされているが、実際のスピーカーは小さい。ツイーターみたいなキンキンかつ指向性のある音が再生される。音は悪くないし、ステレオ感もある。さすがに低音はまるで駄目だが、音割れやびびりも無く、意外と好印象。音量もかなり大きい。内部スペースには余裕がありそうなので、大きなユニットを押し込んだり、バスレフポートを作ったりするような遊びも面白いのかもしれない。


結局私は2GBのメモリとXP Home Edition OEMに8GBのSDHCを用意。トータル8.5万円… 立派なモバイルPCが買えそうなお値段になってしまったw まぁユニークなマシンをいち早く触る特権分が2万程と想定されるので、それを除けばCPも悪くないかな? 2GBもメモリがあるとXPの動作は極めて快適だし、630MHzのCeleronDothanコアだけあって処理性能には問題を感じない。[実際Intel A110 800MHzのLOOX Uよりも高速]らしい。これでもうちょっとバッテリが持てばね。


もっと入手性が上がって安くなれば、結構ブレイクしそうな気配を感じる。国内正式発売が楽しみ。すでに買ってしまった私はそれまでにもうちょっとTIPSを拾い集めておきますw

*1:実際XPの動作条件はSVGAで、縦が480しかないと一部ダイアログが見切れる

*2:一画面に収まらず縦にスクロールするだけだが