米キヤノン、インクジェットプリンタを一挙発表 - 複合機など9モデル(PCWeb)

と言うわけでアメリカでミドルクラス以下が発表になりました。今回は複合機に力が入っていますが、すでにエプソンなどは複合機が主力となっているので時代の流れと言えましょう。米キャノンのインクジェットプリンタページ


複合機の部
MP800
これは現行のMP770*1の後継と思われます。ミドルクラス複合機
内蔵プリンタのスペックとしてヘッド周り。解像度が9600x2400dpi、インク滴サイズ1&5pl、ノズル数が1856から3584に大幅増加しています。去年iP5000というプリンタが9600dpi+1&5plを達成しながらも印刷速度の低下を理由に国内では発売されませんでしたが、ノズル数の倍増によってカバーしたってところでしょうか? 国内版も期待しています。


もう一つ気になるのはインクカードリッジの変更。CLI-8カラー4本とPGI-5ブラック1本の組み合わせになっています。現行の国内版はBCI-7シリーズの染料系カラーインクとBCI-3eの顔料ブラックインク*2なのでどうなるのかは気になるところ。つーか最近インクの種類増えすぎだーよ。


スキャナ部などはおおむねMP770を継承している模様。フタ薄く見えるけど。ダイレクトプリント機能ですが、例によってxDピクチャーカード非対応です。んで別売Bluetoothユニットに対応しました。また液晶画面は3.5インチになり*3、赤目補正やシャープネスなどの簡単な画像補正機能を搭載。


MP500
こいつがこの冬本命の複合機になりそう。ヘッドは日本未発売のiP5000と同等のもので5色インク+9600dpi、1856ノズル。

重要なのはスキャナ部分がCISなので圧倒的省スペースを実現したこと。複合機が敬遠される原因が高機能機はでかくて、小さいのはプリンタ部まで低機能と言うのが原因だっただけに待望の機種と言える。インク構成やダイレクトプリント機能などはMP800と同等。LCDは2.5インチ。フィルムスキャン機能はない。


MP450
低価格帯の複合機。対抗はhpのPSC2355(とその後継)クラスでしょう。3色一体カラーインク+ブラックインクの構成。このインクも新しいカードリッジです。スキャナはCIS。給紙カセット、レーベルプリント、両面印刷機能などが無い分MP500よりさらにコンパクトになっています。ダイレクトプリント機能などはMP800と同等。LCDは1.9インチ。フィルムスキャン機能はない。


MP170
さらに低価格帯の複合機。対抗はhpのPSC1610や1510(とその後継)クラスかな。カードスロットは付いていますが、液晶がモノクロに。対応インクの容量が少容量タイプに変更になってます。


■シングルプリンタの部
iP5200/5200R
iP4100*4の後継でMP800の中の人。ミドルレンジで主力。iP5200Rはb/g対応の無線LANと100M有線LAN対応タイプです。


iP4200
MP750の中の人。5200との違いはヘッド。


iP1600
激安&省スペースプリンタ。インクカードリッジもMP170と共通の少容量。こいつがいくらで出てくるか有る意味楽しみ。


iP6600D
6色ダイレクト印刷機能付き。6色独立インクタンク採用。ヘッドは9600dpi+1&5pl、LCDが3.5インチ。ダイレクトプリント機能などは(スキャナがないだけで)MP800と同等の様子。


iP6220D/6210D
6色ダイレクト印刷機能付き。3色一体インク×2の構成。この構成は国内では不人気なので日本向けで出るかはあやしい。ヘッドが4800dpi+1&5pl。6220には2.5インチのカラーLCD、6210はモノクロLCD

*1:海外だとMP760

*2:海外版はBCI-6とBCI-3e

*3:またSTN液晶なのかなぁ…

*4:海外的にはiP5000の後継かな