エプソン、4,800dpiスキャナを搭載した複合機「PM-A950」など4機種〜L判フチなしプリントを倍速化(impress)

プリンタの05-06年新機種、国内発表第1弾はエプソンから。


今年の新機種は「オートファインEX!」オートで画像補正するから簡単にお店プリントよりキレイ! とか 速度の向上とかが主な進化点で、インクカラーが増えるだとかさらなる解像度の向上などは無かった。一昨年ブチあげたPX-Gインクも一般受けせず、それ以降使い勝手を攻める方向にシフトし続けているようだが、純粋な画質は行くところまで行ってしまったということなのだろうか。


あと対応OSにWindows 98が限定的に復活した。ドライバとEPSON Multi-Print Quickerのみ使える。他のアプリは98SE以降対応。昨年の機種はドライバも含めてWindows 98SE以降のみの対応だったが、現場でも混乱があったようだし。

PM-A950 複合機のフラッグシップ[エプソン商品ページ]

まずプリンタ部分。6色PM-Gインク(染料)、1.5plMSDT 5760x1440dpi 各色180ノズルなどは据え置きだが、L版フチなし(はやいモード)が41秒→20秒に高速化が図られた。スキャナ部分は解像度が4800x9600dpiに。


あと液晶が3.5型92万画素!? XGA以上の解像度があるんですけどw これはすごいな。ビューワーとして使いでがあるかも。その他ボディの基本部分に変更はなく、前面インク交換、CD/DVDレーベル印刷、普通紙A4のみ前面給紙可能、等々。


基本性能の向上が主なのでA900が3万円近くに下がっていることを考えるとA900の方がお得かな。

PM-A890 ミドルクラス写真複合機[エプソン商品ページ]

まずプリンタ部分。6色PM-Gインク(染料)、5760x1440dpi 各色90ノズルなどはA870から据え置きだが、1.5plMSDTになった。印刷が遅いのを我慢すれば画質はA950と同等なのかな。遅いとは言えL版フチなし(はやいモード)は32秒だし。スキャナの解像度は3200x6400dpi。


また大きな変更点としてはCD/DVDレーベル印刷機能が追加されたこと。これでムリして上のクラスに手を出す必要が無くなった人も多いだろう。他にも16:9印刷機能(LUMIX向け)、赤外線による携帯からの文字入力等も搭載。一部機能はA950を上回る。


ヘッドが良くなった、CD/DVDレーベル印刷機能が追加と画質や機能がA870からアップしているのでこれは魅力的。現状A870は2万円程だが待つ価値はあるのではないかなと。

PM-A750 4色ローエンド複合機[エプソン商品ページ]

パッと見完全に別系統の機種に見えるがA700の後継機。シンプル路線から多機能機種のミニタイプといった感じになった。サイズは奥行6cm、高さ2cm程度大型化し、上位機種とのサイズ差が小さくなっている。


プリンタ部分。4色PM-Gインク(染料)、5760x1440dpi 各色90ノズルなどはA700から据え置きで、2plMSDTになった。スキャナ部は1200x2400dpiのCISスキャナだが35mmフィルム・スライドのスキャンにも対応。


フィルム対応よりCD/DVDレーベル印刷機能のが大事だと思うんだが… これは敢えてこうしているのかも。すべてが中途半端だが、逆に多くを求めない人にはフィットするのかもしれない。

PX-A650 コンパクト顔料インク複合機[エプソン商品ページ]

インクがまた変更になりNew PX-Vインクなった。またカードスロットが付き、ダイレクト写真プリントが可能になった。写真には全然向いてないが。むしろパソコン接続時にメモリーカードリーダーになる点がポイント。


このシリーズは唯一のカラー顔料インク複合機で普通紙文書印刷にもってこいの機種なんだが、家庭で文書印刷しかしないよ っていう層が無かったせいかどうも売れてるように見えないのが残念。